鉄(Fe)
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鉄(Fe)は、体内に体重の約0.005%存在している金属のミネラルです。
これは成人の身体におよそ2〜4gの鉄が存在していることになります。
そのうち70%近くは「機能鉄」といい、赤血球の成分であるヘモグロビンに含まれます。
ヘモグロビンに含まれる鉄に、酸素がくっ付き、全身に酸素を運びます。
残りの30%の鉄は、肝臓や脾臓(ひぞう)、骨髄などに蓄えられる「貯蔵鉄」です。
貯蔵鉄は、体内の機能鉄が不足したときに利用されます。
機能鉄が不足して、さらに貯蔵鉄も無くなると、貧血症状があらわれ、鉄欠乏症性貧血になります。
この鉄欠乏症性貧血は、月経のある女性に多くみられ、全体の5〜10%ほどいるとされています。
また、この時期の女性は機能鉄が不足している状態の潜在的鉄欠乏である場合が多く、その数は全体の1/2〜1/3にも及ぶといわれています。
鉄分不足の症状は、めまい、貧血、倦怠感、動悸、食欲不振、頭痛などです。
鉄が不足する傾向にある人は、月経がある女性や、子宮筋腫、胃がん、胃や十二指腸潰瘍、痔などを患っている方たちです。
鉄は人体に吸収されにくいので、通常の食生活で過剰になることはまずありません。
しかし、鉄含有のサプリメントを過剰に摂取したり、鉄が多く含まれるビールを長い間飲み続けると、肝臓に障害が発生します。
成人では、鉄沈着症が起こり、小児では鉄中毒を引き起こしてしまいます。
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